文字を覚え始めた子供に怖いものはない

ひらがなに興味を持ってくる時期になると、文字が書いてある事が気になるらしく、大人が気が付かないようなことでも、

「ねえ、何て書いてあるの?」

と聞いてくることが多くなります。
子供からすれば、大人は何気なく文字を読んでふんふんと理解しているのがたまらなく悔しいみたいです。

それはテレビでも、絵本でも、街中でも、気になったその時に聞いておかないと損する!というような執念にも似た叫びに聞こえます。
みんなはわかってるのに、自分は文字が読めないというだけで、ママやパパと同じ感覚を共有できていないんだ、文字を覚えて自分も絶対仲間に入ってやる!という強い意志です。

子供の本能っていうのは本当に強いんだなと感じさせられることもあります。
覚えさせようと練習帳を開いて、「ほらなぞってごらん」といきなり学習モードに入っても、子供は知らんぷりです。
一応目をちらりと向けても、すぐに他に気が逸れて勉強させるのはほぼ不可能に近いです。

ところが、テレビを見ていて思わず一緒に見ていた大人が笑った時に、何て書いてあるの?と聞いてくるようになってから、あれは〇〇って書いてあるよと真剣に答えてあげていると、しばらくするうちに

「あ、ここに『あ』って書いてある」
「ママって書いてあるよね」

と発言するようになります。
その習得のスピードにびっくりするのは周囲の大人です。
例えば「ママのデータ」と言う内容でゲームをセーブしてあっても、あっという間に子供にバレてセーブデータをめちゃくちゃにされた、というエピソードもあります。

実際の生活のなかで興味を持ち、楽しみながら学習することの効率の良さを実感する瞬間です。
無理に覚えさせようとするよりも、本人が興味を持つように一緒に遊んだり声に出したりすることが大切です。また大人自身が興味を持つことも重要なことです。

強制的に勉強させることがいいという意見もあるかもしれませんが、子供の時から無理にストレスをかけてまで勉強させることは必ずしもいいことだとは思いません。

子供が楽しそうにしていたら、周りの大人も一緒になって覚えることを楽しんでみましょう。