備えあれば憂いなし 子供を守るための地固め術

色んな経験をさせてあげることは、子供の成長に大きく影響します。「かわいい子には旅をさせろ」というように、かわいいからこそチャレンジをさせてあげることが大切です。

学校に通うことも集団生活の中の行動を学ぶ勉強ではあるのですが、当然学校では見守ってあげることができません。お友達とトラブルになったり、先生に心ないことを言われてメンタル面に傷を負ってしまうこともあります。そのようなときに、親としてすぐに対処をするには、普段からの準備が必要です。具体的にはどのような準備が必要なのでしょうか。

1.窮鳥懐に入れば猟師も殺さず

普段から仲のよいママ友とは密に連絡を取りがちですが、どうしても苦手なママ友は存在するもの。しかし、苦手なママを放置して敵に回してしまうと、後々やっかいなことになりかねません。わが子を守るためには、苦手ママの懐に入っておくことが大切です。

と言っても、深入りする必要はありません。にこやかに挨拶をしておけば、よい印象が残りますね。参観日や懇談会など、ママ友がたくさん集まる場で、軽く挨拶をしておいて、誰の親かだけでも分かるようにしておくだけでも効果があります。

嫌味をお構いなしに言ってくるようなママでも、「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」というように、逃げ場を失った鳥が懐に入れば、猟師も殺すことまではしません。学校でいじめられてしまったけれど、子供から状況を上手に聞き出せないときなど、苦手ママ友を克服しておけば、最終的に味方になってくれるのです。仕事で忙しい方も、できる範囲でママ友の和を広げておきましょう。

2.寄らば大樹の陰

自分で解決できないようなピンチに陥ったとき、心配をかけてはいけない、怒られるのではないかという気持ちから、なかなか打ち明けられないお子様もいます。そのようなときに、すぐに相談しようと思えるように、普段から子供が話しやすい状況を整えておくことが重要です。

幼い頃からの積み重ねが必要ですが、その日起こった出来事を聞くように習慣づけておくと、自然と子供から話してくれるようになります。思春期には話しにくくなることもありますが、最近では現代版の交換日記とも言えるLINEなどのツールも活用できます。お父さんには言えないけれどお母さんになら言えるという場合でも、LINEであれば内緒にできる安心感がありますね。特別に何かあったことでなくても、ささいなことを話し合える状況にしておけば、何でも受け止めてくれるという信頼感につながります。

「寄らば大樹の陰」といいますが、やはり困ったときは、一番安心できるところにすがりたくなりますから、親が一番と少しでも思ってくれていたら、問題が起こってから「こんなこと私には話してくれなかった。」というようなことも防ぐことができるのです。そして、このような状況を作るには、親からのアプローチが必要です。1日5分でも話を聞く時間を取る、朝食だけでも一緒にとるというようなことでも、有効です。そのような時間が取れているか、また取れていない場合は無理なく取ることができる時間はあるか、ライフスタイルを見直してみてください。

3.水は方円の器に随う

水は入れ物の形によって姿を変えるように、人間も環境によって良くなったり、悪くなったりします。学校の雰囲気も影響するでしょう。しかし、心が繋がっていて常に安心感をもっている子供は、悪い分陰気の中にいても、自信があふれ、上手に世間を渡ってくれるでしょう。心の拠りどころがなければ、自信を持つことができにくくなってしまいます。
いつもぴったりくっついておくことはできませんが、相談しあえる状況を作り、ママ友も味方につけておけば、後は子供を信頼して送り出してあげるだけです。あれもこれもと親が手を出してしまいたくなりますが、時には子供を信頼することも必要なのです。

このように、地を固めて備えておくことで、子供に何が起こっても、すぐに対応することができます。準備をしすぎてもいけませんし、しなさすぎてもいけませんのでバランスは難しいですが、ちょっとした心がけだけでも変わってきます。主婦は忙しさのあまり見過ごしてしまうことも仕方ないのですが、お子様やママ友との接し方について、振り返ってみてはいかがでしょうか。